いろいろありました。
インデックス投資最強そう→貯金代わり
あまりギャンブラー気質ではないので、最初はとりあえず定番というか失敗してもそこまで痛手にはならないだろうことから始めます。儲けを最大化するというより、最大でどの程度の損失がありうるのかが念頭にあった気がします。
とはいえ初めは「個別株って倒産したら紙くずになるんでしょ?」みたいな考えだったので、複数銘柄に分散すればまずゼロにはならないというのは安心感がありました。その考えを拡張して1国より多数国、先進国だけでなく新興国も、株だけじゃなくて債券も、などなどひたすら広く薄くすれば絶対にゼロにまではならない(というか国家が崩壊して取り崩せなくなる危険性のほうが高くなる)というのもそりゃそうだという感じで、骨子については信頼しました。
ゼロにはならないといっても損するようでは無意味ですが、そこもまあ日本株はともかく米国株は云々といった感じの情報は無限にありますし、どうせ未来のことなんてわからないので伸るか反るかは避けられない、となればまあ案ずるより産むが易しってことでやってみればいいだろうということでやり始めました。
さて、じゃあどう始めるのかというと、これまたアセットアロケーションが云々、同じインデックスでも信託報酬やら実質コストやらがどうこう、といった情報もまた無限にあるわけです。右も左もわからないのに心地いいアセットアロケーションなんて決められるはずがなく、過去の実績から最適値を算出したってそれが続く保証もないので、結局適当に決めました。信託報酬などのコストについてはただの算数なのでこちらは追求する価値がありそうですが、将来の値下げは期待できるのかとか運用は安定しているかなども考え出すとキリがないし判断できるはずもないのでやはり適当に決めました。
そして積立、つまり銘柄やアセットクラスでなく時間まで分散するという、病的なまでに「集中」を避けるような姿勢に感化され、積立についても設定しました。まあこれもやってみればいいだろうというだけです。そして3ヶ月で飽きました。
そもそもインデックス投信積立というのが付け焼き刃でありコピペなので、その正当性への疑念はいくらでも湧いてきます。疑念があっても信じて続けられるほどの信仰心を持ち合わせていないので個別株に手を出し始めます。とはいえ有効性を否定するほどの確固たる疑念も特にないので、しばらく並行して進めることにしました。並行しているので個別株と積立で成績を比べられるし、宗旨替えするにせよ原点回帰するにせよ、もっと経験値を積まないと話にならないとも考え始めます。
そういうわけで当初は個別株と投信がだいたい同程度の資産額になるように意識していたのですが、ずるずると個別株の資産額が増えていき積立ぶんを凌駕して現在に至ります。積立はまだ継続していますが、もはや自分の中では貯金くらいの感覚です。