ゆらめく資産の記録

投資銘柄 第0版

NISA口座の開設待ちのあいだに考えていた投資予定は以下のようになっています。

投資予定

NISAにETFを一括買い入れしたあと、1年間特定口座に積み立て続けた状態となります。NISAと特定口座で増えていくペースが違うため、厳密に3:6:1になるようにとは考えておらず、だいたい一致していれば(±5の範囲内に収まっていれば)良しとします。

書き忘れていましたが、ここで投資する金額はすべて余剰資金です。いまは定職についており、給与から毎月の生活費を引いても充分に余るというような日々が続いているので、その余剰資金を投資に回して効率をあげようという趣旨です。仮に全額失っても「あーあ…」で済むくらいのものです。というか全財産が5万円しかないような生活をしていた時期があったので、全額失ってもあのころよりはマシだし、おそらく堪えられるだろうと考えています。リスク許容度が高いのか、高いと錯覚しているかです。

何にせよせっかく大きくリスクを取れるのだから、ここは株式の比率を上げて期待リターンを高めるのが最善手でしょう。というわけで9割が株式となっています。残りの1割は遊びというか、投資についての感覚や知見を高めるためのいわゆる"自分への投資"です。とりあえず視界の端でずっとちらついていたREITと新興国株ETFを選んでみました。

資産の約9割を構成する本命のなかでも最多を占めるのが上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)で、全体の33.3%あります。その次に<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンドが22.5%、三井住友TAM-日経225 インデックスeが20%、上場インデックスファンドTOPIX(1308)が12.5%となっています。あとは細かいのがちょこちょこと。

この時点でのアセットアロケーションは以下のようになっています。

アセットアロケーション予定

というわけで、なぜその銘柄を選んだのかを割合が高い順に書いていきます。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547)

NISA枠に入れるETF株候補のうち、海外株式部門はこれにしました。

「上場インデックスファンド米国株式(S&P500)」は現在69億円ほどの純資産額となっており100億円には届いてませんが、信託報酬が0.06%と海外指標系の国内ETFではかなりお安いです。以下に貼ったのはSBI証券のETF一覧画面の「外国指標-先進国」「出来高の多い順」での検索結果ですが、出来高はその中で3位(1位と2位は短期トレード向けっぽいのでそれを除けば1位)と比較的流動性は高いんだろうと思います。まだこのあたりの数字感覚が身に付いてないので変なこと言ってるかもしれませんが…

1547

MSCIコクサイ連動はニッセイ外国株式と重複するため、それ以外の海外株式指標と連動しているのが望ましいです。ただそうなると信託報酬が高くなるか出来高が少ないか分散が利いてなさそうかといった感じで、どうにもしっくり来るのがなかったためこのETFに決めました。S&P 500は2008年のリーマンショックからの立ち直りも早く、米国株ほぼ全体に分散できているのでこれで良しとします。

<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド

非NISA枠で毎月積み立てるファンドの海外株式部門担当です。

"投信ブロガーが選ぶ!fund of the Year 2015"の栄えある1位です。2位の三井住友・DC全海外株式インデックスファンドと迷いましたが、ニッセイのほうがほんの少しだけ信託報酬が安く(0.2592% vs. 0.27%)、純資産額が10倍ほど高かった(29,022百万円 vs. 2,432百万円)のでこちらにしました。連動指標もMSCIコクサイ(ニッセイ)かMSCIオール・カントリー・ワールド(三井住友)かという違いがあるんですが、その違いをきちんと評価できなかったので考慮していません。

たわらノーロード 先進国株式も考えたんですが、信託報酬が0.243%、純資産額が4,442百万円となっており、ニッセイと比べて信託報酬は微差、純資産額は7倍差という結果だったためニッセイをとりました。

三井住友TAM-日経225 インデックスe

非NISA枠積立日本株式部門担当です。

日本株式インデックス指標に連動する投資信託の信託報酬を見たところ、安い順に日経225<JPX日経400<TOPIXとなっていて、日経225最安が0.2052%、JPX日経400だと0.3348%、TOPIXだと0.3996%となってました。該当銘柄が増えるほど信託報酬も上がっていくように見えますが、ETFだとTOPIX連動型が信託報酬最安となっていてよくわかりません。まあ何にせよ投資信託では日経225、ETFではTOPIX連動とするのが信託報酬を最小化できそうです。

以下が日経225に連動するローコストインデックスファンド御三家です。実績と純資産額からニッセイでも良い気がしますが、0.07%の信託報酬の違いは大きいような気がしたので三井住友にしました。

日経225ファンド

上場インデックスファンドTOPIX(1308)

NISA枠日本株式部門担当です。前述のようにTOPIX連動タイプが最安信託報酬だったのでその中から選びます。

国内株式ETF

出来高が桁違いにばらついています。1473はさすがに少なすぎるので除外して、さてどうするか。

1475は最安ですが、出来高(流動性)が多いものと比べて2桁少ないのが気になっています。最近出たばかりらしいのでそんなものかもしれませんし、最安につられて今後取引が増えることも期待できますが、いまいちそのへんの判断がつきません。どれも同じ指標に連動したETFなので、長期的にはより有利な銘柄が活発に取引されるだろうとは思うんですが、それがいつなのか、あるいは既存のETFが信託報酬の値下げに踏み切ったらどうなるのか、今の知識からはなんとも言えません。

とりあえずNISA枠海外株式部門と同じファンドの1308を入れておいて、購入手数料なども考慮しつつ実際に買う前にまた考えようと思います。

その他

遊び枠です。それぞれのアセットクラスから適当に選出しました。金額的には全部合わせて全体の1割程度を占めます。

  • たわらノーロード 先進国リート
  • ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
  • 上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング) (1681)

いくらか値上がりしたら全部売って別の銘柄を買ってみるとか、逆に損切りの練習に使ったりとかを予定しています。

まとめ

銘柄 比率 NISA? ETF? 積立? クラス
上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(1547) 33.3% - 海外株式
<購入・換金手数料なし> ニッセイ外国株式インデックスファンド 22.5% - - 海外株式
三井住友TAM-日経225 インデックスe 20% - - 国内株式
?上場インデックスファンドTOPIX(1308) 12.5% - 国内株式
合計 88.3% - - - -