ゆらめく資産の記録

臨時収入が入ったので個人向け国債、AMZN、JNK、MAを買って積立額を増額した

実家を処分することになってそのおこぼれに与りました。概ね1200万円強です。売却額 - 不動産購入時価格(20年以上前に購入)がマイナスなので税金もかからないらしい。何年も経てば土地はともかく家屋は間違いなく下がるだろうから、住んでた家を売るケースの大半は無課税ないし微税で済むんじゃないだろうか。

それはそれとして1000万円を超えるとなるとペイオフの危険があるし、何より普通預金口座でただ眠らせるには巨額ですので、適当なものに換えねばなりません。

一気に全部に手を付ける意義も必要もないですが、とりあえず個人向け国債(もちろん変動10年)を300万円ほどSBI証券で買いつけました。3000円のキャッシュバックがもらえます。もっとお得なキャンペーンも探せばあるでしょうが、まあ悪くはない額なのでこれでよしとします。

次に株です。まとまった金額が手元にあり、まとまった金額ならドル転も購入手数料も割安になるため、ここは米国株を買います。

個別株としては前から気になっていたAmazon(AMZN)とマスターカード(MA)を買いました。他の候補としてPG、V、MSFT、AMD(買い増し)、PMなどがありました。

AMZNは株に興味がなかったころからウォール街での人気者というのは聞いたことがあり、今後もAWS事業の堅調さと新規事業への投資意欲からしてさらなる飛躍が望めるだろうと考えての購入となります。1株$900程度と米国株にしては1株価格が桁違いに高いですが、まとまった資金を使うので問題ありません。

MAはVと迷った末に、なんとなくで決めました。事業の堅調さ、特に利益と配当と株価の安定性を見込んでのことです。

選ばなかった候補のうち、PGとPMは高配当なものの株価がMAより安定しておらず、どちらかというと今はやや高めに見えたので見送りました。

MSFTはAzure事業が好調らしいのですが実際のユーザーと縁がなく、いまいち実態がわからないので避けました。Windows事業やOffice事業は日本とそれ以外でだいぶ戦略も違うらしいと何かで見た記憶があるため、日本居住者の肌感覚で判断するのは難しいでしょうし、WindowsとOfficeにそこまでの興味はありません。

AMD買い増しは面白みがないので辞めました。

次に個別じゃない米国株、つまり米国ETFですが、債券クラスに興味が出てきたので買ってみることにします。まあ既にPFFは持っていますが、それを買い増すだけだと面白みがないので違うものを探します。

債券といっても短期中期長期、国債か社債かモーゲージのようなものか、ドル建てかそれ以外か、投資適格かそれ未満か、特殊な債券すなわち転換債とかPFFみたいなものか、それらをミックスしたものか、などなどバラエティに富んでいます。欲しいものは「債券の枠内でハイリスク・ハイリターンなもの」で、最終候補としてJNK、HYG、VWOBが残りました。このうちVWOBはiFree新興国債券の毎月積み立てとリスクファクターが重なるため除外し、JNKのほうがHYGよりコストが低いため(0.40% vs 0.50%)JNKを買うことにしました。どうでもいいけど債券の世界はジャンク債とかFallen Angelとかどことなく通俗的な感じが日本の株用語と似てて面白い。

さて実際の購入手順ですが、まずSBI証券からSBI FXに資金を移し、SBI FXで必要分を円売りドル買いし、ドルを現引し(営業時間中に現引しないと「時間外です」みたいな感じの不思議なエラーが出る)、手に入ったドルで株を買います。回りくどいですが、節約のためなのでまあ堪えましょう。

まだまだ多くの現金を抱えたままですが、少しずつ有価証券に換えていく予定です。